2017年2月27日月曜日

この場所で食べているもの



生活の基盤ができて
まだ畑で野菜が採れるわけではないが

周りに助けられながら
いい食べ物を食べられている。

この辺りでは
農薬を使っている野菜を見つける方が大変で、

日本では今ではありえない
そんな状況こそが

私たちが
村をこの場所に決めたことに
たいへん大きく関わっている。


「質のいいエネルギーを、食事によって吸収する」

食事を、
そういう観点から考えて取ると
ヒマラヤの
この高波動のエネルギーで育った食べものたち

すばらしいです。

カラダの中を
ヒマラヤの澄み切ったエネルギーが
循環する。


食べもののことについては
私たちにとって
大変重要で

また別の機会にでも
じっくり話せたらいいなと思う。


(頂きものの野菜たち ヒマラヤ育ち。)

では
私たち、毎日何を食べているのか??

なんとかあるものなどで料理して
食べているものを、少し紹介しようと思います。




生野菜  大根とヤーコン
隼人瓜の炒め物
からし菜とトマトのマサラ炒め
白ご飯



黒大豆と乾燥マカイ(とうもろこし)の
マサラ風煮込み
後ろで炊いているのはヒマラヤ産の赤米の玄米

この黒大豆は日本のものと違ってとにかく硬い
しかし、かなり味が濃く美味しい✨

種を持って帰るので屋久島で育ててみたい。




ある日のおやつ

近所のバッファローミルクのチャイ

ギーと蜂蜜とモラセス(ここではクドと呼ばれる)を乗せた
チャパティ






チャパティは好きでよく食べる。


「クド」とは、
さとうきびの絞り汁を2日間以上煮詰めた
ドロッとした液体。

甘いだけでなく
栄養が詰まった滋養のある味




(この大きな鍋で2日以上煮詰める)
(ペットボトルに入れて分けてくれた)

近くの村の
ブーペンの家族が作っているものを
分けてもらった。

ミネラル・ビタミン豊富✨

お茶に入れたり
お菓子につけたり
いろんな方法で食す。

大変ハマッてます♪




おやつに
乾燥マカイのポップコーン
ギーとクドをまぶす

ギーとはミルクから作ったバターのようなもの。
手作りのものが手に入る。

ヒマラヤ産のギーは特に美味しい!!




ここに来てすぐは
鍋も皿も少なくて
毎日、白ごはんと野菜の炒め物ばかりだった

何回かに分けて荷物を少しずつ運んで
鍋やフライパンも増え
やっといろんなメニューを作れるようになった。



けっこう好きなメニュー


赤米の玄米を練り込んだチャパティの
野菜サンド。

チャパティの生地(全粒粉)に
玄米ごはんを粉と同量ほど
練り込む


簡単で美味しくて
玄米も入っていて
栄養価バツグン!

玄米のことは
話し出すと
自分の人生に関わってくるほど
大事な食べ物で
ひとことでは終わらない。


玄米の重要性も
これまたゆっくり話せたらいいなあと思う。















2017年2月23日木曜日

なんにもないが、すべてがある





朝起きると
お茶を飲むために
火を起こすことから始まる。

お茶一杯のために
火を焚く。

ドアの修理をするにも
近くの木を切り倒し、製材することから始まる。

釘が無いというので
何キロも先の村まで
歩いて買いに行った。
釘を買うだけで1日がかり。

ひとつのことをするのに
時間がかかるのが当たり前の世界

ここでは
せっかちさんは生きていけない。

ヒマラヤ次元の
世界があるのだ。


私は、
日本では
屋久島という島に
住んでいる。

こんな小さな島でさえ
車で走れば工具屋もあるし
島に無くても
インターネットですぐ買える。

便利な世の中だ。


でも、
「便利」と言ったが
ここに居ると何が便利なのか
本当の便利とは何なのか
よく考えさせられる。


日本でいう「不便」が
ここにくると、
それは普通の状態になるからだ。

そして
それが毎日の日常になっていく。


日本の生活も
不便という状況も
おもしろいように
忘れていく。


しかし
また反対に

日本では
ヒマラヤの搾りたてのバッファローミルクも飲めず

















ヒマラヤ育ちの採れたての野菜も豆も食べられず

















このヒマラヤの、
高く、透き通ったエネルギーを
感じることも出来ない

















そしてこの広大な
ヒマラヤ!!

日本のようにガチガチなルールも規則も存在せず
すべてが可能だとすら感じる。


私はそれに
心が震えるほど
悦びを感じる。





日本の便利、不便
ヒマラヤの便利、不便

どちらも経験して
そして
どちらをやりたいか選べて
それこそが便利だ!

そう思う。


そして私は
両方をやりたい。

日本では大好きな屋久島に住み
そしてこの
歩くムラにも
住みたいだけ住みたい。

意識の合う仲間たちと。


それは
私にとって、最幸の贅沢だ。


















2017年2月20日月曜日

お隣さんは元サドゥー






今回の目標が達成できたので
私もへーさんも、ホッと一息(^ν^)

あとはヒマラヤのこの場所で
マイペースに生活を楽しもう♪ということに。

「明日、隣りの元サドゥーのおうちに
遊びに行こう!」
という話しになった。

2年前、ここに来たときに彼に出逢いそのとき彼が世話をしている
バッファローミルクをいただいたことがある。



あの味は忘れられない。

あの時、彼のくれたミルクを超えるものに
まだ出会っていない。


と、
そんなことを話していたら
次の日の朝、彼の方からやって来た。

拙いネパール語と、少しの英語で
なんとか会話が成り立つ。

どうもヤギの赤ちゃんが
たくさん産まれたと。

私はすぐに「見に行きたい!」
と言った。

バッファローの餌を取りにいったあと
一緒にババのうちへ向かった。






ババの家も素晴らしい場所にある。

自給自足で大変そうにも見えるが、
いたって幸せそう。

ここでの生活が気に入っているという。

夏は
ヒマラヤの景色が最高の
もう一つのうちで数ヶ月間暮らすという。
なんとも、王様のような生活だ。

心豊かな彼のもとで暮らす動物たちは
幸せそうに見えた。




ヤギの赤ちゃんは
昨日産まれたとは思えないほど
あたりを楽しそうに駆け回っていた。





動物は強いなあー!



私が今回、興味を持ったもの。



ババの作る畑の肥料は
かなり良いものだった。




バッファローの糞と、麦わらを混ぜて発酵させたもの。
これは思わず欲しい!と思うほど。


今はちょうど端境期で
あまり野菜がとれないが、
麦畑に麦が実っていた。

ババの小麦粉を買いたいがあるか?

と聞いたら今は無いとの事だった。
またあとであげよう、と。

楽しみだ。
ババの小麦粉でチャパティを作りたい。

インドから来た彼。
インドはシムラというりんごがたくさん採れる地域から来た。

インドの話
サドゥー(インドの修行僧)時代の話
いろんな話をしてくれた。



お隣さんが元サドゥーだなんて
私たちにとっちゃ、これ以上はない素晴らしい隣人。

ほんとありがたいなー!


帰りに手土産を持たせてくれた。



トマトと、
見た事の無いような干し野菜。

食べるの楽しみだな❤︎










2017年2月19日日曜日

ついに!!目標達成!





ついに、ついに、
今回の目標達成に辿り着いた!!

やっと、ヒマラヤの
この場所で
「歩くムラ」を始めるにあたっての
ほんとうの意味での
スタート地点に立てた!!

この場所に、住み始めることが出来たのだ!



◯水の確保→水場の修理完了
◯寝場所確保→家の修理完了
◯夜の灯りの確保→太陽光発電成功
◯ネット設備→ネットに十分な電波キャッチ+充電設備完備!


歩くムラ予定地から
10分位の場所にある
仮の家からここまで毎日通った

ここは
ヒマラヤの山中
山の尾根にある
特別な場所。

いろいろやり始めながらも
まだどうなるか分からなかった。
途中、今回ではやり切れないかもという不安も出たりした。


ここまで
ほんとうに大変だった。


楽しさ
喜び
たくさんありながら

この原始生活に近い
ヒマラヤでの生活は
ときにキツく、
体力も半端なく必要で






でも
一歩一歩
ただ目の前のことに集中し、
この一瞬一瞬に生きた。


3年間の伊豆半島での
キャラバン生活
野外生活、火の生活
この体験がほんとうに生きた!


今となっては
このために
やってきたのかもしれないと
さえ思う





これはきっと
私の使命なのだろう。





なんの根拠もないが
この場所は
とんでもなく
すごい事になるような
そんな予感がする

ブーペンも同感だった。

ムラに住む人は
世界中のツワモノ達だろう。



でも
何度も言うが

ムラ作りが目標なんかじゃない。

夢でもない。

ただの通過地点。
ムラが出来て初めて
ゼロの地点。


ここから生み出すのだ。


創造するのだ。


ワクワクするような未来を!















2017年2月5日日曜日

ムラ作りの場所へ向かう




ヒマラヤに着いて3日目
ムラ作りを始める場所へ向かうことにした。

今、過ごしている温泉のある村から
さらに1000mほど上に上がる。
3時間ほどかかる
かなりハードな山登りだ。

歩いてのみ行ける場所
もちろん車もバイクも通れない
途中、道なき道も行く。

何度かその場所に行っている私たちでさへ
まだ道を覚えられない。守られた場所だ。

ヒマラヤ育ちのブーペンとラジュと
一緒に向かった。





今は誰も住んでおらず
石造りの家が一軒あるだけの場所

家の状態
水の点検など
どうなっているのか
そこの様子を見に行く事が
今回の目的。






途中、景色の美しさに
何度も立ち止まる。








いろんな動物にも会い






いろんな人に会い











いろんな家、生活を見る。








山登りは大変だけど
とても楽しい。




目的地は、前来た時と何も変わってなかった。








家は、修理が必要なので
すぐには住めない。

直すまでの間、
10分先のこの空き家で寝泊まりしようということになる。
彼らの家族が昔使っていた家。
中で火が炊ける。






当初、私たちが想像していた以上に
いろんなことがポンポンと
決まっていく。

まるで映画を見ているように
私はそれを眺めている。

ワクワクしながら。










この場所はきっとすばらしい場所になる。